本の感想

森博嗣「数奇にして模型」を読んだよ

S&Mシリーズ9作目。 模型展示会(コミケの模型版のようなイベント)が行われていた会場の控え室で、コスプレモデルをしていた女性の首なし死体と、殴られて気絶していたという男が発見される。控え室には鍵がかかっていて密室状態。内側からしか鍵がかけら…

杉山幌「嘘月」

「R.I.P.」でデビューした杉山幌の2作目。面白かった! 特殊な能力を持った生徒が集まる学園を舞台にした、連作短編青春ミステリ。電子書籍雑誌「BOX-AiR」で毎月連載されていて、それを単行本としてまとめたもの。 「BOX-AiR」はアニメ化を視野に入れた作…

杉山幌「R.I.P.」

第7回流水大賞受賞作。移民の受け入れを開始して数十年がたった日本が舞台の青春小説。 もともと雑誌「パンドラ」にのっていた「完全幸福自殺論」という短編を読んだとき、1ページ目で「これ俺が好きなやつだ!」と確信してたんだけど「R.I.P.」で完全にフ…

黒咲連導「放課後プレイ」

一部で話題になっていたマンガ「放課後プレイ」シリーズを1〜3まで読んだ。「放課後プレイ」という作品が3巻まで出ているのではなく、「放課後プレイ」「放課後プレイ2」「放課後プレイ3」という、それぞれ別の作品という扱いになっているようです。 い…

清涼院流水「コズミック」

読んだ。一読の価値はあると思った。

施川ユウキ「え!?絵が下手なのに漫画家に?」

ところどころ痛すぎて読むのが辛い場面もあったけど面白かった。

森見登美彦「太陽の塔」

森見登美彦の小説「太陽の塔」を読みました。森見登美彦の作品を読むのは「夜は短し歩けよ乙女」に続いて二冊目になります。「夜も短し〜」もそうでしたが、彼の作品はファンタジックな要素がさも当然のようにするりと物語に入り込んでくる。それがとても心…

石黒正数「ネムルバカ」

読んだ。つーかついさっき読み終わった。めちゃくちゃ面白かった。面白すぎて一人で部屋ん中で踊ってた。へいへいへいとか言いながら。 なんと言ってもラストがすばらしい。 例えば巧妙に伏線を張り巡らせてラストで美しく回収しカタルシスを生む、というタ…

広江礼威「BLACK LAGOON」(1)

読んだ。とても面白く爽快なスタイリッシュB級海賊アクションマンガだった。 外連味たっぷりなアクションシーン、ウィット(?)な会話、などのぼくの好きな要素がふんだんにあってとても楽しめた。全巻そろえようと思った。 いまのところ、主要キャラクタ…