2012-01-01から1年間の記事一覧

実と皮の境目わからなくなってすり減っていくだけのにんじん

なんにせよトイレに行くし(光あれ)いずれにしてもごはんは食べる

IPPONグランプリ

IPPONグランプリ面白かった。案の定、白石美帆の件は妄想に終わったけど、けっこう序盤で伊藤アナが彼女に振ったので、その時はドキドキした。

IPPONグランプリのキャスティング

今度やるIPPONグランプリの出演者を見ていたら、フット後藤と白石美帆の名前があった。ツッコミの名手と白石美帆、という名前の並びを見ると、以前ハリセンボン春菜が見せた見事な事故回避を思い出す。まさかあれの再現を狙って後藤と白石をキャスティングし…

あきらめたときだけ見れるものもあり私は傘を盗まれなくちゃ

内側がどちらなのかはわからないままで下がった線の内側

森博嗣「数奇にして模型」を読んだよ

S&Mシリーズ9作目。 模型展示会(コミケの模型版のようなイベント)が行われていた会場の控え室で、コスプレモデルをしていた女性の首なし死体と、殴られて気絶していたという男が発見される。控え室には鍵がかかっていて密室状態。内側からしか鍵がかけら…

私たち恐れることを恐れない震えて響く開放二弦

キングオブコント2012

すごく面白かったです。ひと組ずつ感想を。 さらば青春の光。1本目。数の単位の面白さって、”ごうがしゃ”とか”あそぎ”とか、語感そのものの面白さもさることながら、「あれって上の方に行くとちょっとおかしくなるよね」という、あるある的な要素も含んでい…

避妊具に優しく穴があいていて私ははやく殺されなくちゃ

ハロー戦犯

戦争が廊下の奥に立っていた。よお、と手を挙げてあいさつしてきたから、僕も、よお、と返事をした。ところが、戦争は僕の横を通り過ぎていった。そして、僕の背後にいたらしい誰かと、なごやかにしゃべり始めた。彼があいさつをした相手は、僕ではなかった…

割り切れることなどないということを割り切っていくペダルをこいで

122キロバトルを抱きかかえ澄ました顔のひとりとひとり

あるとでも思っていたか用もなくあけた冷蔵庫に真実が

差別的意図をたっぷりふくませて愛していると叫んでいたい

さようならゆとり教育ぼくたちは青春らしきものを蹴飛ばす

杉山幌「嘘月」

「R.I.P.」でデビューした杉山幌の2作目。面白かった! 特殊な能力を持った生徒が集まる学園を舞台にした、連作短編青春ミステリ。電子書籍雑誌「BOX-AiR」で毎月連載されていて、それを単行本としてまとめたもの。 「BOX-AiR」はアニメ化を視野に入れた作…

満員の電車が止まるその前に押してもいいよ白い手袋

盗まれた傘のゆくえをだれひとり知らない生きる意味と同様